根管治療を行う前に、その歯に根管治療が必要なのか、また、根管治療を行うことで現在の痛みや症状が改善できるのか検査をする必要があります。



はじめに問診でいま何にお困りなのか？どのような症状があるのか？過去の治療歴や全身的な既往をお伺いします。

その後、視診でお顔に腫れが出ていないか、口腔内の状況はどうなっているか、歯はどんな状態か、被せ物や詰め物の状態はどうか調べていきます。

続いて歯の診査を行います。神経の反応はあるのか、噛んだり歯をピンセットで叩いたときに痛みや違和感はないか、歯茎は触った時に痛みはないか、歯周ポケットに異常はないか等検査をします。
神経の反応を診る検査や歯を叩く検査は多少の痛みを伴う検査となることもありますが、歯の状態を知るために必要な検査となります。

その後にX線検査やCT検査など必要に応じて画像検査を行います。

  

これら詳細な検査結果をもとに、診断をしていきます。

しかし、歯の神経の状態の診断は時に困難なことがあります。

検査結果と症状が噛み合わない時など、待機的な診断（経過観察）が必要な場合もあります。

根の破折の可能性がある場合は診断的治療介入が必要な場合があります。

そのため初診時は検査と説明に十分なお時間を取らせていただき、痛みの症状など強い場合には応急処置をさせて頂いています。