保険の銀歯とメタルフリー治療で使う白い詰め物は、見た目が違うだけだと思われがちです。しかし、本当は歯と詰め物との接着の違いによる再治療のリスクに大きな差があるのです。
- 以前治療した銀歯がまたむし歯になってしまった
- 金属の詰め物が気になって大きくお口を開けない
- 金属アレルギーがある
以上のような経験がある方にはメタルフリー治療をオススメします。
メタルフリー治療とは金属を使わずにセラミック(陶材)やレジン(プラスチック)などの金属を使わない詰め物の接着修復で治療を行います。
保険のむし歯治療でよく使われる銀歯は、歯と化学的に接着しないため時間の経過とともに、どうしても金属と歯の間に隙間ができてしまいます。銀歯と歯の隙間にはむし歯の原因となる細菌が住みつき、銀歯の下でむし歯を再発してしまうのです。
私たち歯科医師の治療の70パーセントはやり直しの治療になります。
歯は一度削ってしまうと元には戻りません。何度もやり直しの治療を繰り返しているといずれご自身の歯を失ってしまうことになります。その点セラミックやレジンを用いたメタルフリー治療は歯と化学的に接着しますので、隙間ができたりセメントが溶けたりといったトラブルは格段に少なくなります。