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過去に神経を取ったはずの歯が痛むのはなぜ?

歯の痛み
過去に神経を取る治療を受けた歯が痛みが出て来院されると、神経を取っているのになんで痛むのですか?と質問を受けることが度々あります。
過去に治療を受けている歯の場合、神経が痛みに反応しているのではなく、歯の中が細菌によって感染しているため根の先に病気が出来てしまって痛みが出ていることが多いです。
これは「根尖性歯周炎」と呼ばれていて、痛みを伴うものもあれば、無症状に進行するものもあります。
根尖性歯周炎が長期に放置されると「瘻孔」と呼ばれるおできのような膿の出口が形成されます。

歯茎におできができたり消えたりする場合、根尖性歯周炎が発症している可能性があります。

また、過去に神経を取った後に痛みが出る場合は他の疾患も考えられますので、気になる症状がある場合はご相談下さい。